7月2日、日蝕で盛り上がったチリ・コキンボ州。大勢の人々が日蝕の観察を楽しむ中、他とは違うやり方で日蝕を楽しんだチリ人がいる。
23歳のビクトル・カレラ(2017年アクロバティック・パラグライダー チャンピオン)は、月が太陽を覆い隠したコロナの瞬間を飛ぶ事に成功し、その姿が写真におさめられた。
コキンボ州、ラ・セレナから約80kmに位置するバリェ・デル・エルキの北部の山々の間にある隠れた鉱山地帯コンドリアコが今回の挑戦の場所であった。
部分日食開始後、風速を示してくれる機器と、距離、高度を経験値を元に測りながら16時に上昇開始。慣れているアクロバティックな動きを空に描いた。
40分間の飛行後、月と太陽が一直線に並び漆黒の中輝くコロナが現れた。
陸に到着後、「このような思いもしないプロジェクトがパラグライダー飛行に何時間も費やし続けるインスピレーションに繋がっている。」と話した。
「カメラとレンズの前に高さと深さを合わせるタイミングが2分しか無かった為簡単ではなかった。こういう成功例によって、今まで実現できると思いもしなかった挑戦を探し続けるモチベーションに繋がるし、この出来事が今年開始するコンペティションに立ち向かう勇気で一杯にしてくれる。一日の終わりには、飛ぶ事以外考えられない。」
この活動は、コンドリアコに集合していた日蝕観察の大勢の観衆にとって空でのアクロバティックとなり、1人のチリ人選手が行った画期的な出来事として歴史に新たに刻まれた。
情報源: Parapentista chileno sorprendió con vuelo en medio del Eclipse | Tele 13