2012年にチリにやってきてもうすぐ6年になる私リディアゆきは、3人の男の子の母です。
「馬のように食べる」と言われるくらい食欲旺盛な3人、その量は先々不安ですが、滅多に好き嫌いをしないので楽なご飯作りをしています。
チリに来て1年半くらいは、日本の味と食材が無ければ何も作れない。。。とへこんでいました。
そして楽しみはサンティアゴのパトロナートでのお買い物でしたが、日本の食材は安くないし困ったなぁと思い始めた頃、大学で習った「フードマイレージ」という言葉が頭に浮かびました。(なぜその時にそれを思い出したのかは今でも謎です。)
「なんでワザワザ地球の反対側の食べ物を求めて、いつまでもしがみ付いてなきゃならないんだ。その土地で取れるものが、そこに住む人にとって必要なものに違いない!」
と、勝手に決めて出来るだけ地産地消で日本風なご飯を心がけようと決めました。
でも、頑張るすぎると続かなさそうなので、無理をしない範囲でやっていくことにしました。(そこは、手抜きを忘れない)
何故、パラグアイの日系3世である私が日本食にこだわるのかは、日本での8年間の生活とそれ以前の地元移住地での食事がほとんど日本食だったからでしょう。でもパラグアイ料理も好きなので、チリでも作ってます。
基本的に、どこのご飯でも特別辛く無ければ食べたい好奇心が強い人です。(生もの、動物性発酵食品には余り手がでません。)
手作りご飯で育った私は、今でも、自分でも手作りが好きです。しかし、お味噌やお醤油までは手作り出来ていないので、できる範囲でやってます。
ここまでは、日本食メインのように書いて来ましたが、実際は、その他の料理と半々くらいの割合になっています。8割日本食だった4年前くらいと比べると変わったなぁ、あ、でも、元々パラグアイ料理食べていたし、日本でも日本食ばかりでは無かったという事に気づきます。
色々悩んだ末に今はこうなっている我が家の食卓に上がるご飯達(自慢できる物ばかりではありません)を、恥ずかしがらずに紹介して行きたいと思います。
読んでくださっている皆様の中に、お家ご飯を紹介したいと思ってる方がいらした場合は是非ご協力いただきたいと思いますので、その際はお気軽にご連絡ください。
* 誤字脱字や読みにくい文章、盛り付けの失敗やら、家の中の見苦しい部分はどうぞご了承ください。日本語は本当に難しいです。
トマトの水煮
トマトソースを作る時、うちではホールトマトをよく使います。その時のためにトマトの水煮を作って常備して置くと時間のない時に助かります。
フェリア(一般的にチリでは青空市場の事をそう呼びます。野菜や果物がメインですが、魚介や肉類、チーズも販売されていたりします。)で、サンマルツァーノ種のtomate perita(チリ属名トマテ・ペリタ)が2キロ1000ペソ(約200円)で売られていたので、今回はそれを水煮にする事にしました。
使用材料
トマト 1キロ半
バジルの葉 5枚(大きさ8センチくらいの物)
ニンニク 5片(大きさ1センチ半くらいの物)
塩 少々
オリーブオイル 少々
*バジルとニンニクは、好みで量を増やしたり減らしたりして大丈夫です。
1、熟すのが足りない(全体的に赤くない物)を除いて、ヘタの部分と虫食いの部分を取り、大きめの鍋に並べて水をヒタヒタにいれました。
2、皮を向いたニンニク5片を縦半分に切って加え、沸騰したら海塩を小さじ1入れてから15分くらい茹でました。火を止める直前に、洗ったバジルの葉を5枚鍋に入れました。
3、熱湯消毒した蓋つきのガラス瓶にトマトを煮汁と一緒に入れ、オリーブオイルを大さじ3倍くらい加えてから蓋をします。
冷めたら冷蔵庫で保存し、1ヶ月以内には食べ切るようにしています。
トマトの煮汁を他の料理のスープ(野菜スープやカレーライスの具の煮汁など)に使うので、うちのトマトの水煮はシャバシャバです。パスタソースにする時には、汁を入れないようにします(トマトソースにこだわる人がウチにいるので、その人に作ってもらいます)。今回は怠けて湯剥きをしていません。
あの量のトマトで、写真の大きさの瓶(縦約19cm、幅約9cm)を2本必要としました。水気が少なければ、それよりも小さい瓶に入ります。
このトマトを使ったレシピは、後日別記事でご紹介致します!
参考画像:Tomate Perita