先月、UNESCOが同団体のインスタグラムに投稿した「チパ」の原産国について、パラグアイ人からの抗議が殺到し炎上していた。
マンディオカ芋(キャッサバ、タピオカ)のデンプンを主材料として作られる、練りこみのパンのような「チパ」。ローストしたマテの茶葉で作る「コシード」 と「チパ」のセットはパラグアイ人ならば誰でも知っているソウルフードだ。
朝食にコーヒーと一緒に食べられたり、軽食、オヤツとしても馴染み深く、イースターの伝統料理にも欠かせられない。大きなザルに山盛りの「チパ」が路上で売られている様子はパラグアイを代表する風景の1つとも言える。
そのパラグアイにとってのソウルフードである「チパ」が、UNESCOによってアルゼンチンのYaboti生物圏保護区を原産とする料理として投稿されたものだから、大勢のパラグアイ人による変更を求めたポストで炎上した。
グーグルで検索すると、「チパ」の産地はパラグアイとアルゼンチン北部だと記されている。アルゼンチン北部は「三国戦争(ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ対パラグアイ)」以前はパラグアイの領土であったため、部分的に同じ伝統がそのまま残っている。
パラグアイ観光事務局(SENATUR)も、「チパは国内料理の中心的な料理であり、その期限はイエズス会の時代である約400年前にある。」と正式な声明を出した。
パラグアイの料理遺産として登録されているもの
このネット上での騒動後、UNESCOの投稿は変更された。
情報源: La UNESCO comete un error en Instagram, ¿cuál es el verdadero origen del ‘chipá’?
La UNESCO mencionó al chipá como una comida típica argentina y desató la indignación en Paraguay