中々、軽量、写真撮影をしながら料理をする手順が揃わずレシピを掲載できずにいます。(>人<;)
昨夜は、一昨日のフェリア(青空いちば)で見かけたカイワ、又はチャヨテやシュシュを簡単な味噌漬けにしました。
パラグアイでは主にシュシュと呼ばれるウリに似たこの野菜を、祖母がよく漬物にしていました。家の垣根にツルを張って沢山緑色のシュシュが生っている風景、3歳で日本を離れた祖母がその母から継承された日本のウリの漬物に似た味。
「昔は食べる物が少なかったらスイカの白い部分を漬けて食べた。今はこれもあるし、スイカの白い部分まで食べたいとは思わなくなった。」
と、シュシュの皮を剥きながら祖母が話してた事を思い出しながら、ペルー産のシュシュ(チリではカイワcaigua又はkaiwaと呼ばれる事の方が多いです)の皮を剥きました。
材料
カイワ 一個
味噌(市販品)大さじ1杯半
道具
まな板
包丁
スプーン
袋
手順
1. 市場で購入したカイワ、今回売られていたサイズはアボカドを一回り大きくしたくらいの直径12センチ、幅9センチくらいで小さめでした。
2.水洗いした後で真ん中から二等分にします。真ん中に種がありますが、柔らかいです。
3. 四当分にしてりんごの皮を剥くように薄く外皮を剥きます。
4. 2ミリから3ミリの厚みの短冊切りにします。
5. 切った状態です。
6. 袋に入れます。
7. 味噌を加えて揉みます。今回は赤味噌でしたが白味噌も美味しいです。
8. 揉み込んだ後、冷蔵庫で一晩寝かせました。味噌ではなく、塩もみやワカメを加えたり、セロリや人参と一緒に浅漬けにしても美味しいです。
9. 食べるラー油風の常備菜と一緒にいただきました。
シュシュ又はカイワは、クセがなくてとても食べやすい野菜だと思います。何も漬けなくてもポリポリと食べられるくらいです。
味噌漬けを食べた家族の反応は、キュウリやスイカの香りのようなカイワと味噌味がいいコンビネーションだという事です。
カイワは、漬物だけではなく煮物にも使えますので、是非お試し下さい!!
*余談ですが、移住者の人達は日本の色々な地域から移住しています。なので、日系社会には様々な地域の特色や食習慣が入り混ざっています。うちの家族は、北海道と秋田県出身です。どこの地域の習慣なのかは分かりませんが、開拓まもない移住地では毒蛇の皮を剥いで干して食べる習慣がありました。私が子供の頃には、その様子を目撃する事は珍しいことではありませんでした。干したヘビ肉は繊維質な白身のジャーキーのようで、火で炙って食べると美味しく、祖母に隠れてよく風呂場の囲炉裏で炙って食べてた記憶があります。食べ過ぎると鼻血が出ると叱られるので、コソコソと見つからないようにしていたのです。祖母やその姉、他の家々でも干した蛇肉を軽く炙り、自家製の味噌樽に刺しこんで数ヶ月間寝かせてました。すると、肉は分解され何とも美味しいお味噌に変身します。その味は今でも味の記憶の片隅に残っています。今では、そういう事をする家庭が残っているのかは分かりませんが、少なくとも私の実家や親戚宅では行われなくなりました。祖母の味が、私の思い出の味の一部になっています。