カトリック教会関係者による数々の性的暴行事件が明るみになった今年、公的研究センター(CEP)はカトリックを信仰し信者だと認める人々の数が減少したと発表した。
2008年には国民の69%がカトリック信者だったが、2018年には55%に減少、その反面どの宗教にも属さないと答えた人々は同期間内に24%から11%に上昇した。
カトリック教会への信用に関しては、ここ10年間で51%から13%に大きく下がっている。
「人々の信仰心が全体的に無くなった訳ではなく、性的暴力、特に未成年者への暴行事件によって教会への信用が崩壊した。」
カトリック教会への不信感が増した事を表すように、キリスト教のプロテスタントの場合は信者が17%から16%に僅かだが増えている。
CEPのアンケート調査では宗教の他に、特定の信仰心に関しても質問している。
その質問に対する回答では、61%が邪視を信じており、56%がキリスト教の女神を信仰し、54%が自然のスピリチュアル・エネルギーを信じていると答えた。
その他にも信じる対象が聖人の場合が52%、先祖が51%、生まれ変わりが45%という結果であった。
調査の集計は10月19日から11月25日の期間に行われ、都心と農村部の18歳以上、1402人が対象となった。集計エラーは3%だと推定されている。
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